クリエイター
クリエイター
監督・脚本・造形・編集・音楽:
小林英幸
1991年 人形劇団こがねむし(アトリエこがねむし)創立。
動物や昆虫などいきものたちの生態や魅力をこどもたちに伝えることをテーマとし、生演奏を取り入れた創作人形劇を企画・制作。
各種イベント・幼保園、児童館・小学校などで公演。テレビ番組・CMなど映像作品、書籍やイベント用のきぐるみ、パペット小道具などの特殊造形。パペット・マリオネットを駆使した映像作品では脚本・演出・人形美術・音楽・声優・操演・撮影・編集など製作全般を手がける。
1996年、テレビ東京「M730ウルトラマンランド」全131話
(脚本・美術・音楽・操演)同年「史上最大の決戦!ヒーローパペットショー」にて初の「ゴジラ人形劇」の制作。240回上演。
2004年ゴジラFW公開にあわせ東宝怪獣が15体出演する「怪獣人形劇・ゲキゴジ」を青山こどもの城や丸井などで1年間公演。
制作・監督した初の長編映画「Marronnier」がサンフランシスコ国際映画祭にて公開。続いてニューヨーク・アジア映画祭にて上映される。(北米、英国にてDVD発売)
ウルトラマンシリーズの人形劇「ウルトラP」は1994年から現在まで30年間にわたり新作を製作公演。
あらいぐまラスカル、ちびまる子ちゃんなどアニメ作品のパペットによる人形劇も製作上演している。
小林が影響を受け造形を志すきっかけとなった画家で怪獣造形家の高山良策氏の展覧会イベント「高山良策展」では毎年の人形劇上演のみならず、大魔神スーツ製作・ポスターイラストも担当。
「総務省・電波障害防止図案コンクール」大臣賞
「京都太秦映画コンテスト」ビデオ部門1位入賞
音楽広場「こどもの歌大賞」入賞(作詞・作曲)
その他、多方面での受賞歴を持つ。
ができるまで
①パペットの制作
最初に粘土原型をつくります。粘土原型は、全体をつくることもあれば、ある一部だけをつくることもあります。キングギドラのような大きな怪獣は、頭部と首の表皮など、パーツごとに分けてつくります。
完成した粘土原型を、石膏で型取りします。その後、型の中に、液状のゴム(ラテックス)を流し込みます。固まったら、型から抜き出しパーツの完成です。
優秀なスタッフ
優秀なスタッフ
この造形作業には、優秀なスタッフの手を借りています。猫のニトコ師匠です。たとえば、ゴジラの皮膚のディテールは、ニトコ師匠の手を借りてつくっています。こうしてつくったパーツを組み立て、怪獣のパペットが完成します。
②撮影
撮影は、青色の幕(ブルーバック)か緑色の幕(グリーンバック)を張って、その前でパペットの操演を行い、撮影します。パペットを操作する演者は、青色もしくは緑色の全身タイツをまといます。こうした幕の前で撮影することにより、別に撮影した背景を、編集のときに合成することが可能になります。
カメラは、固定して撮影するだけでなく、レールを使って移動撮影を行い、迫力ある飛行シーンを演出します。また、パペットをミニプールに入れて、水中撮影を行い、洋上でのシーンを演出することもあります。
③合成・編集
合成処理の最初は、操演のワイヤーや演者を消して、ブルーバック(グリーンバック)にします。通常のキーイングでは全て消えないため、1コマずつ修正を繰り返します。構図に合わせ1つずつ背景をつくります。ミニチュアと実景を撮影した画像と怪獣たちの映像を何層も重ねていきます。足元の影なども丁寧に重ねたり、ゴジラくんの放射火炎などエフェクト効果をデジタル作画します。
こうして合成処理が完成した映像を、ストーリーに沿って、つないだり、切ったりする編集作業を行い、1本の作品に仕上げ、MA作業に入ります。
④MA(音入れ/セリフ、効果音、音楽)
編集した映像に合わせて、音入れを行います。音楽は、諸星ななさんが創作された曲と、小林さんがキーボード、エレキギター、バイオリンなど様々な楽器を演奏して創作した曲を使っています。また、怪獣たちの声は、高橋由美子さん、久保田純子さん、小林英幸さん(小林さんは、たくさんの怪獣の声を担当しています!)、るなさん、大谷美紀さん、天海祐子さん、川野芽久美さん、中山弘人さん、米野賢道さん、金子はりいさん などが、個性豊かな楽しい声の演技で、怪獣たちに生命を吹き込んでいます。怪獣たちの歩く足音や、放射火炎、海のさざ波や風の音など、様々な効果音を入れて作品が完成となります。
音楽:諸星なな
作詞/作曲家
アーケード・ソシャゲの音楽ゲームへの楽曲提供を中心に活動。
キャッチーなメロディと展開の豊富さをミックスした「おもちゃ箱」のような曲調が得意で「太鼓の達人」「DEEMO」「SDVX」等に楽曲提供。今後も国内外様々なゲームに収録予定。
同人音楽でも活動しており、ネット通販やM3でアルバムを頒布中。
昨年2ndアルバム「Heat Haze」をリリース。熊本県出身。
音楽:鈴木菜穂子(すずき なほこ)
フルート奏者/作曲家 愛知県岡崎市出身。 国立音楽大学卒業。
洗足学園音楽大学大学院首席修了。第16回長江杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位。
フランス社会功労奨励章文化芸術部門オフィシェ受勲。川崎市アゼリア輝賞受賞。
ソロアルバム「Excitable Flute」でメジャーデビュー。
フルート専門誌「THE FLUTE vol.183」表紙単独掲載。
全曲オリジナルのアルバム「flute & core」が iTunes インストゥルメンタルチャート第2位を獲得。
演奏活動の他、作曲、執筆、講演、ラジオパーソナリティなど、様々な活動を通してフルートの魅力を世に広めている。
「ゴジばん」では「ヘドち旅」の音楽にてフルート演奏と作曲で参加。
- ●監督・脚本・造形・編集・音楽:
- 小林英幸
- ●声の出演:
- ⾼橋由美⼦、久保⽥純⼦、⼩林英幸、
るな、⼤⾕美紀、天海祐⼦、川野芽久美、中⼭弘⼈、
⽶野賢道、⾦⼦はりい、斉藤麻衣、村上ヨウ、青波龍
- ●スタッフ:
- 製作:大田圭二
エグゼクティブ・プロデューサー:
堀田秀彦、吉川哲矢
プロデューサー:山中和成
ライセンス:斉藤奈緒子
人形劇製作:アトリエこがねむし
- ●タイトル・イラスト:
- おにぎり、豊⽥幸秀、まるなな、丸⼭浩、
湯浅みき、ヨシジマシウ、小泉作十
- ●音楽:
- 諸星なな、鈴木菜穂子
- ●美術:
- 久保田純子、NOBU★、Mile paxton
- ●編集助手:
- ぺけこ
- ●歌:
- るな、クレア、勝浦まりえ、中島翔子
- ●制作協力:
- ALPHABOAT合同会社、GEMSTONEプロジェクト